PKO5原則の本質
PKOとは平和維持活動と訳されていますが、その本質は常に同じであったわけではありません。
日本のPKO活動が始まってから、すでに20年以上が経っているのです。
その間政府や野党の間でも何度となく議論が行われてきました。
PKO5原則に関しても同様です。
特にPKO5原則の武器の使用に関する項目が2011年の南スーダンへの派遣検討でも問題となったのです。
PKOは国連によって行われているのですが、国連内でも原則が少しずつ変化しています。
それはPKOを取り巻く状況が変化していることを意味しています。
それまでの考え方は、武器の使用は極力抑えて、紛争当事者間の武力衝突を避けるためにのみ武器を使用すると言う考え方でした。
あくまでもPKOは中立的な立場だったのです。
どちらの勢力にも偏らない中立です。
しかし、それはPKOの効果を弱めることになりました。
内戦を主体とする紛争においては、人道的な意味での危険性が高まっているのです。
つまり、軍隊ではない市民の生命を脅かすものとなるケースがあるのです。
国連の原則に沿う限りは、そのような場合でも武器の使用ができなかったのです。
しかし、原則は変更されました。
人道的な立場からの武力介入は内政干渉ではないのです。
平和を乱す者に対しては断固たる処置を行うと言うことです。
このような国連の方針に対して、日本のPKO5原則はどうなのでしょうか。
自分たちの生命の危険を守るためにのみ武器の使用が認められています。
それは現実の前にはあまりにも無力なのです。
相手が発砲してきてから、武器を使用しても遅いのです。
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